食物がつまったわけでも、魚の骨が引っかかったわけでもないのに
のどに何かがつまった感じがする。。。。
病院では検査しても異常はないのに、でも何かがある感じがして、
気になって仕方ない。。。
これは、東洋医学では『梅核気』という。
鍼灸の臨床では、結構ポピュラーな症状である。
原因は、ストレス過多な人に現れやすい。
じーっと我慢する人に多いように思う。
悩みや不満を誰にも言えず、一人抱え込むような方にも
現れやすい。
治療法は
1.まず、ストレスで過緊張となっているので
自律神経を整えて、リラックスできるようにする。
2.のどに詰まっている感じを直接的に解放するように
喉のツボ(天突穴)・胸を開くように(だん中穴)
滞っている気を勢いで押し出すためにおへその
下にある(気海穴)を使う。
3.のどに詰まっているものを、水分が滞った『湿』という状態と
とらえて、その湿を取り除く(豊隆穴)を使うこともある。
西洋医学では、『梅核気』に対して、なかなか適切なお薬がないので、
鍼灸治療が、活躍できる症状と言えると思う。