昨日からの雪で、めっぽう寒い。
ところがこんな時にも、妙にほてって熱い人がいる。
窓なんぞも開けたりして、家族や周りの人が大変いやがられる。
これが、更年期障害の典型的な症状『のぼせ』
それに加えて、足元はひどく冷えていて氷のように冷たい。
これが、『冷えのぼせ』。
そんな症状が出ている方は、舌の状態を見てほしい。
舌の先だけ真っ赤になっている。
1.気の滞りがあって、体の全体の気のめぐりが悪い。
イライラ・悶々が続いて、体を潤す力が足りなくなる。
お水の少ないやかんを強火でガンガン沸かしている状態を
想像してほしい。
これが『のぼせ』
2.気が体の下部にめぐらず、血行も悪くなる。
これが『冷え』
治療のツボは、足と手の部分を使う。
* 行間…足の親指と人差し指の間をちょっと上がったところ。
頭に上っている熱を下に引く。
* 太衝…足の親指と人差し指の間を上に上がって、足の甲の骨に当たる
ところ。肝気を補ったり、減らしたろするツボ。
* 復留…足の内くるぶしから、上へ指3本分。
体に潤いを巡らせて、火照った部分をさます感じ。
* 足三里…膝の下にある外側のくぼみから指4本分下。
逆に流れている気を元に戻す力がある。
* 合谷…手の親指と人差し指の間のペコっとへこんだところ。
顔面のほてりをひく。逆に流れている気を元に戻す。
などに、灸をする。(治療の時は、鍼を打ったあと、お灸する)