また、今年も冷房病の季節になりました。
冷房病は、冷え症が強くなるのはもちろんですが、
自律神経の調整が乱れて現れる症状が、患者さまを悩ませます。
1.下肢の冷え(足首からの冷え→膝まわりの冷え→
大腿の外側の冷え→おなかまわりの冷え。)
2.くびすじからの冷気による冷え・・・これが厄介。
症状 冷え性・頭痛・不眠・食欲不振・ぞくぞく感
吐き気・いらいら・無気力・不安感・肩こり
首が回らない・肩が上がらない・
関節痛(頸、肩、肘、手首、膝、足首、股関節など)
治療は、お灸が中心になります。(鍼もします)
自律神経を整えることを、最優先します。
:地熱灸 (もぐさをひねって、直接皮膚の上に乗せて、
熱いと感じたら燃えつきる前にとりのぞ来ます。)
:へそ灸 (おへその上に、塩をのせて、そのうえにもぐさを燃やして、
じっくりお腹を温めます。)
:棒灸 (棒状に固めたもぐさを患部に触れないように、ゆっくりまわりを
なぞるように、温めます。)
そして、ご自分で日常気をつけていただきたいのは、
寝不足は冷えを助長するので、睡眠は十分とっていただくこと。
朝ごはんは、ちゃんと食べること。
食事をした後は体温が上がります。
食事を抜くと、寒さを強く感じることになります。
体が冷える、生野菜・くだものはこの際我慢してください。
火を通した野菜なら大丈夫。
首まわりは、冷気が入り込まないように、工夫すること。
ボタンをする、ストールをまく、背中にほかほかカイロを張る。
足元は、できればスカートを避ける。
レッグウォーマーをつける。
お腹にほかほかカイロをはる。
など自衛手段をいろいろ試してみてください。