娘が、マラガに留学中の先輩を訪ねるので同行しました。
反抗期をひきずりながら今一歩しっくりしなかった母娘の旅です。
娘から一緒に行かない?と誘ってきた時ビックリしました。
その時、あとさき考えず、
『うん、いいよ。じゃあ春休みね。』
と即答しました。これがよかった。。。
その日から娘との距離がグーンと縮まった気がします。
あとで娘の先輩から、娘が
『お母さんと二人で旅行なんてする気しなぁい。』と言ったので、
『じゃあ、お母さん誘って一緒にきたら?私が案内するから。』
と言ってくれたそうなのです。
彼女のお母さんはうちとは逆でお母さんが行きたがらないのだそうです。
私たちにとって、彼女はラッキーマンです。本当に感謝しています。
写真は、ガウディが設計した、グエル公園の入り口です。
パトロンのグエル氏が、近未来都市をガウディー依頼したのですが、
未完成に終わった分譲地が、現在公園になっています。
まるでおとぎの国のお菓子の城のような建物、
曲線でかたどられた形状の建造物で、優しく訪れた人の心を和ませます。
ガウディは、設計図や計算は苦手としていて、
独自の構造力学で建造物を次々と作り上げていったのだそうです。
この、前の日は、娘が吐き気と熱で、すっかり弱気です。
鍼を持参してよかった。。
日ごろやんちゃな娘も、このときばかりはガリバー状態で観念しました。
翌朝は熱も下がり、胃腸の働きもよくなったのに・・・・。
夕飯も食べてないし、朝食も食べません。
ひょっとしてと思って
『ねえ、ホームシック?』
『え~、どうしてわかったあ?もう名古屋に帰りたい。。。』
『お母さんいるじゃん。どういうことっ?』
『学校とサークルとバイトに行きたいの…。』
『いつからなの?』
『二日前…。』
『二日前って、こっち来て、二日目じゃない。いい加減にしなさいよお。』
『お母さん、ひとりで行ってきて。私ホテルで寝てるから…。』
まったくぅ。。。
こんなこともあろうかと、いよいよ必殺奥の手だすかあ。
『ごんぶと』…レトルト生うどん、カレーうどんの登場です。
ルームサービスで、お湯を頼んで(4.5ユーロもした)
カレーうどんつくって・・・ていうか、もはや本人がはりきって作っていた。。。
一言も語らず、あっという間に完食!
『…んで、どうする?寝てる?お母さん出かけるけど。』
『行く!』
ここから彼女が、すさまじい追い込みを発揮したことは言うまでもありません。